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オッサンの実力を教えてやるぜ!

『NHKドキュメント72時間』かつてのゲーセンには人と人が繋がる場があった

どうも、ガンダムのオッサンです。

 

いきなりだけど高田馬場にある伝説のゲーセンをご存知でしょうか?

その伝説のゲーセンの名前は『ミカド』

 

ここが伝説のゲーセンと呼ばれるようになった理由は今の若者には理解しがたい部分があるかもしれませんね、簡単に言ってしまえば古いゲームが沢山置いてあるゲーセンで対戦格闘ゲームも盛んなゲーセン...ってことになります。

 

そんな伝説のゲーセン『ミカド』がNHKのドキュメント72時間でクローズアップされて放映されました。

ゲーセン、それも今となってはレトロゲームとされるゲームがメインのゲーセン、しかし私のように40代のオッサン世代からすれば青春を捧げたゲーセン。

ゲーセンへの想いはオッサンゲーマーの数だけ存在するでしょう。

 

全然関係ないけど大阪の『みかど』というホテルもレジェンドらしいです。

MIKADOという名前はレジェンドになる要素がある名前なのでしょかね...

NHKドキュメント72時間

たまたま見ていた番組がNHKでその時たまたやっていた番組が「伝説のゲーセン大人たちの闘い」です。

NHKでゲーセンなんて珍しいなぁ...なんて思いながら見ていると懐かしいアーケードゲームの画面がチラチラと移りまして結局最後まで見てしまいました。

 

内容としては伝説のゲーセン『ミカド』を訪れる様々な人にインタビューする、メインの質問的には「なぜゲーセンにくるのか?」「あなたにとってゲーセンとは?」みたいな感じです。

 

このような質問に私がマジでガチで答えるなら3時間ぐらいインタビューしてもらわんと時間が足りないレベルの質問です。

んで、どうせNHKがゲーセンのことなんか分かってるわけねぇ!なんて思いながら番組を見ているとですね、どうもこの番組はゲーセンを分かっている。

それもかつてのゲーセン、とくにゲーセンのアーケードゲーム黄金期から衰退期までの流れとゲーセンに通った人の心情を分かっているような番組構成でした。

 

恐らく取材スタッフの中にかつてのゲーセンの魅力を知るオッサンが居たのでしょう、どのように質問すれば良い答えが返ってくるのか分かっている感じ、この番組を見たゲーセン世代のオッサンにとっても安心して見られる内容だったはずです。

 

チラっとドルアーガの塔の画面が写ったとおもったらチラっと19XXの画面を移す、それでチラチラっとスト2系の画面を移す...

限られた放映時間の中でチラチラっと魅せるゲーム画面とずらりと並ぶアストロシティの筐体、とても上手い演出であり分かっている人がいなければあのような編集にはなりません。

 

人と人との繋がり

NHKドキュメント72時間「伝説のゲーセン大人たちの闘い」ではゲーセン内の対戦格闘ゲームで知り合った人と人との繋がりのような部分に焦点をあてて放映していた感じです。

その他にも一人でゲーセンを訪れるオッサンに「あなたにとってのゲーセンは?」からプライベートまでを上手に引き出してインタビューしておりました。

 

かつてのゲーセンを知らない人からすればゲーセンとはオタクっぽい人が一人でゲームをやってる...のようなイメージもあったでしょう、しかし実際は少し違う。

オタクのような人が一人で黙々とゲームをする場でもあったけどそれだけでゲーセンを語るにはあまりにも浅はかというもの。

 

でもそのような部分からゲーセンに切り込んでいった番組の作り方は優秀ですね、現代のSNSによる繋がりとは異なるアナログな繋がりの姿を番組として見せました。

 

現代は内気なコミュ障で...のような方が人と人との交流が上手くいかない、それはSNS等でも難しい部分があるような記事を読んだりもします。

そのような人が「伝説のゲーセン大人たちの闘い」を見たらどのように思うのか....

外に出て何かの輪の中に入ってみる大切さを感じるのではないでしょうか。

 

コミュ障が甘えとはまでは言いませんが、コミュ障っぽい雰囲気のゲーマーさんが伝説のゲーセンで対面してコミュニケーションをとる姿は何か大きなモノが伝わってくるように思えます。

 

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「ゲーセンにきて一緒にやっている人達のおかげで人の目をみて話せるようになった」

インタビューに答える方目の視力を失った女性が大切なことを語っていました。

彼女はゲーセンで人と人との繋がり方を見つけたのでしょう。それは彼女が学校や社会では見つけられなかったものなのかもしれません。

ヤンキーとオタクの接点が抜けている

「伝説のゲーセン大人たちの闘い」はゲーセンの人と人の繋がりをよく見せている番組、しかしこの番組にはどうしても抜け落ちている存在があります。

ヤンキー・不良

この要素、実はゲーセンを語る上では欠かせない存在であり、ゲーム好きのひ弱なオタクがゲーセンに入り浸ると同時に喧嘩やカツアゲを行うヤンキー・不良もまたゲーセンに入り浸る存在でした。

 

共通の要素はゲームをやる、ゲームが好き。

 

ただし見た目は相当に違っておりまして生き方も違う存在です。

それでも同じ空間に両者が存在していたことは紛れもない事実、そこで悪いことを覚えたオタクがヤンキーになるパターンもありましたし、オタクからゲームテクニックを教えて貰って凄腕のゲーマーになるヤンキー・不良もいました。

 

この実生活では合まみれぬ両者、しかしゲーム好きという本質的な部分では似ておりましてゲーセン内での会話、ゲーセン内での遊び、しまいにはゲーセン外での遊びといった交流も発生していたのであります。

 

中にはオタクからカツアゲを行うヤンキーもいたんだけどそんな時は当該ゲーセンをホームグランドとするヤンキーゲーマーが

「てめえツラかせ、表でろ...」

とカツアゲヤンキーをボコボコにしてお金を取り返す、取り返すだけではなく何故か増えたりもしてゲームをしまくる、ドクターペッパーを飲みまくって豪遊するのようなシーンもありました。

 

かつてのゲーセンにはヤンキー・不良が存在していた事実、そしてオタクとの交流があった場というのが「伝説のゲーセン大人たちの闘い」に抜け落ちている視点です。

 

違う地域からのヤンキー突撃

こんな風にかつてのゲーセン交流を語るとホノボノした雰囲気でそれほどアンダーグランドな世界ではないように感じる人もいるかもしれません。

しかしかつてのゲーセンには地元のヤンキー・不良がたむろしている場所、そこに違う地域のヤンキー・不良が入ってくると一気にバイオレンスな雰囲気になる。

 

「オイ、テメー金かしてくれよ...!」

 

見知らぬヤンキーがゲーム中にも関わらず横に座ってカツアゲを行ってくる、そこに地元ヤンキーが居ればよいけどいつもいるわけじゃぁない。

何とかカツアゲをかわしつつ猛ダッシュでゲーセンから逃げるオタク、それを追ってくる県外ヤンキー。

オタクが全速力で向かう先は地元ヤンキーがたむろしているポイント、そこに地元ヤンキーが居ればバトルスタート!みたいなシーンもありました。

 

つまりゲーセンという「店」ではあったけど自分の身を守る、逃げ方を知る、戦い方を知る...これを当時のオタクは知っていました。

それは現代のように悪さをする存在をスマホで撮影してSNSにあげて社会的に終わらせる...のようなセーフティネットが無かったからなのかもしれません。

 

かつての薄暗いゲーセンはゲームをするといった遊び以上に世の中を教えてくれた場でもあったのです。

肝心な時に大人は守ってくれない、この意味を知るには十分すぎる世界でしたね。

 

www.weblogian.com

これは現在から一年以上前に私が書いたゲーセン関係の記事です。

ヤンキーや不良についてはあまり書いておらず、ゲーセンのもっと奥のほうについて書いた内容でかなりアングラです。

アーケードゲーム黄金期のゲーム作品を語ってしまうと膨大な文字数になりかねないのでこの辺でやめておきましょう。

 

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。