どうも、ガンダムのオッサンです。
突然ですが「3秒ルール」を知っていますか?
3秒ルールとは食べ物を落とした時に3秒以内に拾えば大丈夫なんじゃね?といった根拠のないシステム的なやつ、
現実的に考えれば3秒だろうが0.1秒だろうが地面に落とした食べ物には何かが付着するので大丈夫もへったくれもありません。
それでも3秒ルールが存在してしまう理由は「もったいない精神」が根底にあると考えている私、現代の子供が3秒ルールを活用しているのかどうだか知りませんが私の小学生時代は地面に落としたお菓子(自分の)をすぐに拾って食べていました。
ソフトクリームすら3秒ルールが適用されていた少年時代
少年にとって外で食べるソフトクリームほど贅沢で幸せなひとときを感じられるというのも、これはいつの時代でも変わりのない普遍的な贅沢&幸せでしょう。
しかし外で食べるソフトクリームとはコーンの上に乗っかったもの、しかも気温が高い季節ともなれば大人ですら落としてしまう可能性があり子供...しかも低学年の小学生や未就学児ともなればソフトクリームを落とす確率は格段に跳ね上がります。
そもそも未就学児に外でソフトクリームを持たせる時点で親が自らフラグ立ててるようなものですね、でも外でソフトクリームを落としてしまう経験は人生において必要な経験とも思っています。
さて少年が地面に落としてしまったソフトクリーム...当該少年はどうするのか?
現在40代の中年オッサンである私の少年時代は地面に落としたソフトクリームの上澄み部を手ですくってコーンに戻し、比較的余裕で食べていました。
地面に落としたソフトクリーム < ソフトクリームが食べたい&勿体ない
少年の脳内は完全にソフトクリームとなっており、そこにはもったいない精神があるは当然として親に「ソフトクリーム落としたから新しいの買って」を言えない空気、全ては自分のミスにより引き起きしてしまった出来事、ソフトクリームな地面をそのままにして立ち去るのもマナーが悪い...
様々な複合的理由により少年は地面に落としたソフトクリームを食べていた...と今になって思いだします。
しかし令和目前となった現代日本において外で食べるソフトクリームとは高価でありつつももの凄い贅沢ではない、つまり落としてしまったソフトクリームに3秒ルールを適用させてしまうような社会ではないでしょう。
私の時代では外でのソフトクリーム、例えば旅行先ソフトクリームはかなりの贅沢だったので「落としても食べる」はわりと基本だったように記憶しております。
スナック菓子は3秒ルールと相性がよすぎる
ではソフトクリームではなくスナック菓子ならどうか、3秒ルールはどれぐらい適用されていたのか?
私の時代はで地面に落としたスナック菓子、それはほとんど新品に近いスナック菓子扱いだったように思えます。
拾ったスナック菓子に息を「ふ~っ!」と吹きかければたぶん洗浄終了状態、何の躊躇いもなく口にほおり込みムシャムシャと食べる、そこには落として汚れが付いてしまったスナック菓子を食べている感覚はありません、なんせ多分ほとんど新品なのですから。
スナック菓子とは湿りっ気がないので地面に落とした衝撃で形が崩れなければ落とした菓子であるかどうか判別不能なものです。
加えてスナック菓子はつまんだ指に粉やスパイスが付くもの、地面に落としたぐらいで汚れるといった感覚はありませんでしたし指についたスナック菓子のカスや粉は舐めとるのが常識でした。
スナック菓子ほど3秒ルールとの相性が良い菓子はないでしょう。
意見が分かれる3秒ルール「飴」
さてここからが難しい判断を強いられる3秒ルール、お菓子で考えると「飴」です。
開封直後的な飴と意図せず口から射出されてしまった飴では状態がかなり異なるものの地面に落とした時点で何かが確実に付着します。
その場に水道があれば落とした飴を洗浄して口内INしてしまうから3秒ルールの枠には収まりません。
難しいのは地面に落とした飴を3秒ルールで口内INするかしないか。
私の少年時代を振り返ると落とした飴を拾い付着物を確認、砂的なものであれば指でぺぺっと適当に砂を排除したであろう雰囲気にしてから口内IN
その後口内で激しく舐めまわして唾液のみぺぺっと排出、口内の飴が一回り小さくなった頃にはスナック菓子同様に飴もほとんど新品といったものでした。
しかし飴を落としてしまった場所によっては3秒ルール除外、例えばいつも犬がオシッコをしている電柱らへんに落としてしまった場合等が3秒ルール除外に該当します。
飴について大まかに3秒ルールを紐解くと
- 道の中央に落とした飴...大丈夫
- 道の端に落とした飴...要確認
- 土や砂場に落とした飴...NG
道に落とした飴の3秒ルールを大きく分けると上の3点が基準になると私は考えています。
大人でも迷いを生じさせる3秒ルール
やはり3秒ルールとは子供向けのシステム、先進国日本におていい年こいたオッサンが3秒ルールを発動しては恥ずかしいものがあります。
しかしそうとも言えない場合があるのも3秒ルールの魔力、大人でも「すぐ拾ったし..いっか!」の気持ちでGoしてしまう場合も十分に考えられます。
例えばコンビニで購入したオニギリ、少し高級なイクラのオニギリとしましょう。
そのオニギリを
- 海苔を被せる前に落としてしまった
- 海苔を被せた後に落としてしまった
さあどうでしょう?
海苔を被せる前のオニギリを地面に落下、それはもう3秒ルールが適用されないものとなってしまう事は説明する必要もありません。
では海苔を被せた後のイクラおにぎりを手が滑って地面に落としてしまった場合...
3秒ルール的に考えても色々と方法はある事ぐらい大人なら分かる話。
海苔を剥がして食べる、海苔を軽くはたいてフーフーして洗浄した雰囲気にしてから食べる、中のイクラだけを食べる。
これが質素な具のオニギリではこうならない可能性がある、少し高いイクラだからこそ3秒ルールを適用させてもいいかも事案ではないでしょうか。
3秒ルールを究極的に突き詰めると基本的に上澄みはOKといった判断になる
イクラのオニギリでは話が中々見えてこない?
ならば美味しい「まい泉のヒレカツサンド」で考えてみましょう。
まい泉のひれかつサンドを地面に落とした、しかし地面と接地した部分はパン生地部のみ、その他は明らかに無害
ヒレカツ部と上部のパン生地はセーフであり新品そのもの、でも全体的に見れば地面に落とした物として3秒ルールの枠にはいってしまうものです。
さあ、その時アナタはどうするか?
私は上澄み部はセーフであり新品でありOKといった判断、しかし私の判断が正しいとは言えません。これは価値観の問題かもしれませんね。
3秒ルールとは安心感を与える都合のよいシステム
地面に落とした食べ物をすぐに拾えば多分大丈夫、3秒以内に拾えば大丈夫といった3秒ルール、しかし大丈夫の根拠はなにもないどころか現実は大丈夫ではありません。
それでも3秒ルールを適用させてしまう人間の心理とは食べ物を落とした本人の罪悪感を緩和させる要素(食べちゃう)、勿体ない精神を実行する躊躇いを緩和させる要素(食べちゃう)のような効果があるシステムではないかと思うところがあります。
3秒ルールを深く考えるほど意地汚いや貧乏ったらしいのような単純な性質ではなく、3秒以内の効果は無いと分かっていても安心感を与える都合のよいシステムではないか...との結論にいたりました。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。