フェニックスは2019年5月に新型「フェニックスプラス」が発売されました
第4の加熱式電子タバコとして注目されているヴェポライザー、これは既存の紙巻タバコを1/4程度カットによる喫煙でタバコ代の大幅節約、安く喫煙が出来るという事で10月の増税前が売れ筋になっている喫煙具になります。
これはヴェポライザーのシーベイパー(C-VAPOR3.0)を使ったタバコ代の大幅節約方法に関する記事。
では同じヴェポライザーで人気商品のWEECKE Fenix (ウィーキー フェニックス)でも可能であるか?となると可能になります。
基本的な違いは加熱方式による喫煙の味・質・キック感、これはシーベイパーがコンダクション方式、フェニックスがセミコンベクション方式といった違いです。
※未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して吸ってはいけません。
コンベクション(熱対流式)とは?
ヴェポライザーの加熱方式の違いを大きく分けるとコンダクション、セミコンベクション、コンベクション、フルコンベクション、ハイブリット....と呼び方が色々とあります。
大きな違いはタバコ葉(シャグを含む)を外から加熱して吸いこむ喫煙か、熱した空気をタバコ葉に通して吸いこむ喫煙かの違いになります。
そしてフェニックスはセミコンベクション方式のヴェポライザーです。
コンダクション(熱伝導)
・味がマイルド
・少し燻したようなタバコっぽい香りがある
・加熱室内が汚れやすいのでクリーニングをしっかり行う
コンベクション(熱対流)、セミコンベクション
・味がクリア
・ニコチンのキックが強め
・加熱室内が汚れにくい(ただし定期的なクリーニングをお勧めします)
・値段が高いものが多い
フルコンベクション(完全熱対流)
・100%熱した空気を通すだけで加熱する
・最もクリアに葉の香りを楽しめる
・ニコチンのキックは弱め
・10秒前後ゆっくりと肺に直接入れるように吸うのがコツ
・タバコっぽさは弱いので上級者向け
・吸い方も少し独特なのでヴェポライザー入門者にはあまりお勧めできない。ハイブリッド
・コンベクション、コンダクションの2つのヒーターを内臓
・加熱効率が良く、ニコチンのキックがかなり強めに出る
・口腔喫煙推奨。喫煙上級者向け
紙巻タバコカットによる使用の場合、味やキック感だけで言えばコンダクションのシーベイパーのほうが紙巻タバコに近いように思えますが、シャグ使用による喫煙と考えるとコンベクションのフェニックスのほうが味、質、キック感の面において上だと考えています。
つまりシャグを使えばフェニックスのほうがうまい喫煙ができる。
紙巻タバコを1/4にカットしてWEECKE Fenix (ウィーキー フェニックス)で喫煙
紙巻タバコを1/4にカットして別売りの金属製のスペーサーを使った方法とフェニックス本体へダイレクトに入れて使用する方法、紙巻タバコの葉をバラしてフェニックス本体に入れる方法があります。
まずはスペーサーを使った方法から
こちらが別売りのフェニックス専用スペーサー
なぜこのようなスペーサーが必要になるか?と言えばフェニックスを外で使用する場合、人前で紙巻タバコのカット作業やシャグの詰め作業を行わないためです。
2018年の現在、加熱式電子タバコはアイコス、グローが主流でありヴェポライザーはこれから主流になるであろう加熱式電子タバコ機器です。
アイコス、グローは箱からタバコスティックを出して本体に挿して吸うだけ、とてもスマートな行為でありその光景は発売開始直後と違って現在は珍しくもない光景です。
しかしフェニックスのようなヴェポライザーは紙巻タバコのカットという行為、またはシャグ(手巻き専用のタバコ葉)を本体に詰める作業があり、そしてこの作業はまだ一般的でない行為でもあり、かつ「葉」を弄る行為になるので世間的には
「怪しい事を行っているような目で見られる」
もうこの一言に尽きるのです。
それを避ける意味も含めて外出用にスペーサーがあったほうが良い...ということになります。勿論スペーサー無しで使ってもOKだしスペーサー無しによる使用のほうが圧倒的に楽です。
では紙巻タバコを1/4にカットしてスペーサーに入れてみましょう。
紙巻たばこマルボロ赤では専用スペーサーの内径に合わない
使用する紙巻タバコはマルボロの赤、一般的な太さの紙巻タバコ
これをフェニックス専用スペーサーに合わせてみると...
このように内径に合わないのでガバガバです。
じゃあ使えないのか?と聞かれればそうではなく全く問題なく使えます。
因みにコンダクション式のヴェポライザー「シーベイパー3.0」は金属製のスペーサーがマルボロ赤の太さにピッタリと合うように設計されています。
ではマルボロ赤をカットしてフェニックス本体の加熱チャンバーに入れてみましょう。
画像を見ればお分かりの通り、紙巻タバコの太さではスペーサーの使用が意味のないものになっています。
という事でフェニックスを自宅で紙巻タバコを1/4にカットして喫煙する際はスペーサーを使う必要がありません。
紙巻タバコ1/4カットのキック感とキック回数
キック感とはタバコを吸って煙が喉を通り過ぎる時に感じる抵抗感、スロートキックとも呼びます。
このキック感が感じられない加熱式電子タバコは全く意味のない機器と考えるのが私、そしてWEECKE Fenix (ウィーキー フェニックス)は紙巻タバコを1/4にカットしたものだろうがシャグだろうかキック感を感じる事が可能です。
ではそのキック感の強さ、回数、質....ここがポイントになる部分です。
1/4カットの紙巻タバコのキック回数を数えた結果、5分間の間で7~9回のキック感が確定しております。
加熱後、はじめの4~5回の吸い込みはキック感なし、6回目ぐらいの吸い込みから急激なキック感を感じられるはずです。
通常の紙巻タバコに火を付けてのキック感、マルボロ赤の場合は6~9回と考えてもタバコ代がお得になります。
こちらが使用済みの1/4カットマルボロ赤、
吸殻も詳しく見てみましょうか、
※使用直後の金属スペーサーは激熱、手で触ると確実に火傷すると思って下さい。
使用済みの1/4カットタバコ葉をもう一度詰めて使用したところキック感無しのスカスカでした。
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1/4にカットした紙巻きタバコをフェニックス本体に直接いれて吸う
今度はスペーサーを使わずにフェニックス本体の加熱チャンバー質に直接カットしたタバコを入れて使用します。
どうせ紙巻タバコの系が合わないのでもう適当にカット
キック感、味、キック回数ともにスペーサー使用時と変わりがありません...つまり紙巻タバコを1/4カットしての使用においてスペーサーの有無はキック感や味や回数に影響がありません。
使用済の1/4カット紙巻タバコ葉がこちら
やはりスペーサー使用時と変わりがありません。
紙巻タバコのフィルターを付ければマイルドな味とキック感に
別売りの510アダプタ、シリコンマウスピースを使用することにより紙巻タバコをフィルターを装着しての喫煙が可能となります。
フィルター装着の効果は味とキック感がマイルドに変化。
こちらがフェニックス専用の510アダプターとシリコンマウスピース、
これをフェニックス本体に初めからついている回転式のマウスピースと交換。
紙巻タバコのフィルターをカット
(長さはお好みででどうぞ私は短めが好き)
個人的にはフィルター無しで喫煙したほうがうまいです。
これはフェニックスが熱した空気が葉を通っての喫煙によるコンベクション式なので煙たさを感じない部分があるから、
逆に葉自体を加熱するコンダクション式のシーベイパーの場合はフィルターがあったほうが煙たさが無くなるように感じます。
フェニックス専用別売りスペーサーはシャグをメインで考えた方が良い
同じメーカーの扱うシーベイパー3.0の場合は外での使用を考えてスペーサーが便利、しかしフェニックスにおいては紙巻タバコを1/4カットで使用を考えるとそこまで便利とは言えません。
しかしシャグ(手巻き専用タバコ葉)使用をメインとする場合はスペーサーがあった方が間違いなく便利。しかもシャグの方がキック感回数の多さ(13~15回)、味、質ともに優れているのです。
という事で次はシャグ使用をメインとしたWEECKE Fenix (ウィーキー フェニックス)の詳しい解説やタバコ代の節約感について、購入検討で迷っている方はそちらを読んで納得の上での購入でも間違いありません。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうござました。