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オッサンの実力を教えてやるぜ!

【実写版今日から俺は!!】2018年の時代、かつてのヤンキードラマは無理がある

どうも、ガンダムのオッサンです。

日テレで放送されているドラマ「今日から俺は!!」を何とも言えない目線で見ていて色々と気になること、時代について考えさせられることが多くある私、

ドラマ今日から俺は!!は日曜日の夜10:30からの放送といった明日月曜日で仕事で...の時間帯にも関わらず視聴率9%後半といった数字を出す人気ドラマ、原作は少年サンデーで1988~1997年まで掲載された西森博之さんのヤンキー漫画です。

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当時...というより1980年代1990年代はヤンキー漫画が人気のあった時代、この時代の有名なヤンキー漫画だと「特攻の拓」「カメレオン」「ろくでなしブルース」「ビーバップハイスクール」「湘南純愛組」「工業哀歌バレーボーイズ」などがありまして中学生や高校生にとっては男のバイブル的漫画、こうありたい的漫画として読んでいた人も多いでしょう。

それから時代は流れて現在の2018年、当時の漫画に出てくるようなヤンキー・不良を街中で見かけることなど皆無になりました。

あの時代を学生として生きた人は今やオッサン・オバサン、懐かしい時代の漫画がドラマとなって放送されると見てしまうのだけれど2018年の時代には少々無理がある...

1980年代はヤンキー・不良な男がかっこいい男の価値観

中学生~高校生だった当時の私、2018年現在と比べれば完全にアナログな社会であり何かと緩い社会、そんな社会においてカッコイイ男とはヤンキー・不良といったアウトローな雰囲気を持つ男です。

因みにヤンキーと不良は同じように語られますが厳密に言えば少々異なる存在、加えて硬派と軟派とジャンルも別れており街でヤンキー・不良に出くわした時はどのようなジャンルの男なのかを瞬時に見極める能力がないと普通にカツアゲされるような時代でもありました。

【ヤンキーの主な特徴を抜粋】

  • 金髪
  • パーマ
  • 悪いことをする
  • 喧嘩をしかけてくる
  • 面白い
  • 超怖い
  • 女にもてる
  • 軟派

【不良のの主な特徴を抜粋】

  • 怖い
  • 悪いこをする
  • 喧嘩をしかけてくる
  • 超怖い
  • 女にもてる
  • 硬派

文字にしてみると全然変わりない存在ですね、実際にはヤンキーでも硬派、不良でも軟派だったりもするのでツッパリといった枠で考える方が正しいのかもしれません。

ではなぜこのようなヤンキー・不良が多かったのか?と聞かれればそのような雰囲気の男がカッコイイとされていた時代だから。

この価値観は1980年以前より前の時代からきておりまして古くは1960年代のカミナリ族あたりから引き継がれてきた価値観でしょう、それと同時にヤクザ映画のような価値観から来ているような流れです。

このようなアウトローがカッコイイとされる価値観は2018年の現在では形を変えているように感じます。

学生ヤンキー・不良の服

ドラマ今日から俺は!!に出てくるキャストが着る服...とくに学ラン(学生服)ですね、これが「何か普通と違う、なんか変」と感じる若者も多いのではないかと思います。

これは当時学生だった不良・ヤンキーの重要アイテム&お洒落ファッションであり、このような見た目にすることがヤンキー・不良への第一歩。「俺はこうなんだぜ」といった主張になるのです。

ではドラマ今日から俺は!!の学ランについて少々解説しましょう。

まず金髪の三橋の学ランこれはヤンキー軟派スタイルにジャンル分けされるスタイルになります。

【三橋の特徴】

  • 短ラン(丈の短い学生服の上着)
  • ボンタン(もも部分が太く、スソが細い学生服のズボン)

短ランにも色々な種類があり、三橋の短ランの長さを見るかぎりヤンキー・軟派・喧嘩はホドホドぐらいのアピールになります。

ボンタンの太さもやりすぎではないバナナタイプ、総合的に判断すると面白そうなヤンキー、女にモテそうなヤンキー、カツアゲはしなさそうなヤンキー、見た目を気にしまくるヤンキーといったところでしょう、ドラマ今日から俺は!!の三橋はそれほど危険度の高い存在ではありませんし、当時はあれぐらいの雰囲気な学生は沢山いました。

【伊藤の特徴】

  • 長ラン(丈の長い学生服の上着)
  • ドカンタイプのボンタン(全体的に太い学生服のズボン)

伊藤の長ランはかなり気合の入っている長さ、これを街で見かけたら目を合わさずにやり過ごすレベルの長ランです。

ボンタンはドカンタイプといってもも部(わたり)からスソまでをあまり絞らずに全体的に太くしたタイプのボンタンになります。

総合的に判断するとヤンキー・不良といった枠組みではなく硬派なツッパリタイプ、こちらから喧嘩をうらなければ安全、向こうから近寄ってくる可能性も少なくカツアゲされる危険性も少なめといった判断になります。

ヤンキー・不良全盛期はこのような判断を一瞬で行うことが求められていた時代、この判断を誤るとトラブルになるわけですね。

参考関連記事

www.weblogian.com

三橋・伊藤の私服

ドラマ今日から俺は!!第五話で三橋と伊藤が夜のタイマン時に私服で現れました。

伊藤はジャージ姿だったのでとくに注意する部分は無し。問題は三橋の服装...これが怖いヤンキーの服そのもの。

怖いヤンキーのイメージはタートルネックではなくハイネックのカットソーで色は赤or紫、これにカーディガン的なものを羽織ってズボンはボンタンタイプ。

当時のズボンは太いものが多く、ジーンズからスラックスまで「太い=カッコイイ」といった価値観が存在していました。とくにジーンズは学生の私服の定番でボンタンタイプのジーンズは「ボンG」と呼ばれるほどの人気っぷりです。

 

私服時の三橋のようなヤンキーは本当に要注意人物であり、このようなヤンキーに寄る出くわすと向こうから近寄って来る。場合によってはいきなりグーパンチからのカツアゲなんて場合も。

ガンを飛ばす

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ヤンキー・不良で代表的な用語があります。それが「ガンを飛ばす」

ガンを飛ばすの意味は人を睨みつけること、たったそれだけなのですが色々なパターンが存在していました。

主に街中で遭遇した同世代の人間(男同士)で行う奇怪な行為であり、ガンを飛ばした先にあるものは喧嘩だったり威嚇するだけだったり。

  • てめぇ今ガン飛ばしたろ
  • ガン飛ばしてんじゃねえよ

ガンを飛ばすを言葉にするとこのような感じ、チラっと見ただけでもガンを飛ばした事になってしまう場合が多々あり。つまり相手がヤンキーの場合、目が合っただけでガンを飛ばしたと認識されると意識して街を歩く姿勢が重要になります。

それ故ホームグランドではないヤバい地域に居る場合は下を向いてうつむきで歩くことも重要。それでも向こうからブツかってきて無理矢理ガンを飛ばされた事にされてしまうこともあります。

逆に地元では大きめの態度で歩く。

違う地域の従妹の家に遊びにいった時などに重宝される学生ヤンキー・不良のテクニックです。

また彼女連れの際はガンを飛ばすような事はせずに「俺彼女いるから」といった優越感アピールが重要。漫画がドラマでは彼女連れにちょっかいを出してくるヤンキー・不良は多いですが実際は羨ましい目で見られることのほうが多いです。

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カッコイイ男の価値観が変わり始めた時

それまでカッコイイとされてきたヤンキー・不良といったアウトローなスタイル、それが変わり始めたのが1990年に入ってからでしょう。

「ワル」といった価値観は残しつつヤンキー・不良の精神でもある「ツッパリ」を排除したような価値観、それは例えばチーマーのような形となって現れチェックのシャツに太めのチノパンといったストリートスタイルのアウトローへと変化。

それとは別にラフルローレンのポロシャツを着て髪型はツーブロックでも心がヤンキー、ボーダー柄のボートネックのカットソーでロックバンドスタイル....アウトローな世界が多様化していきました。

こうなると都心では短ランやボンタンがカッコイイではなく恥ずかしい服装となり、今日から俺は!!の三橋・伊藤のような人間を見ることのほうが難しくなりました。

それと同時にガンを飛ばすも激減、アウトローな世界ではカッコイイ男の価値観とは遊びが得意な男・芯の強い男(例えばキムタクが演じるキムタク的な)のように変化していったと考えています。

実写版ドラマ「今日から俺は!!」はあの時代の価値観で止めてる

2~30年前とは言っても価値観が違う時代の物語を今を生きる人間に伝えるのはとても難しいところがあるでしょう。

そもそも論として「何で威嚇している高校生ばっかりなの?」といった疑問が実写版ドラマ今日から俺は!!にあるはずです。

それを上手に見せるにはその時代で価値観や技術を止めてしまい、人間模様で物語を見せる、インターネットやSNSは切り離す...テレビアニメの「ドラえもん」は完全にこの手法を使っています。

なので実写版ドラマ今日から俺は!!は私のような40を越えたオッサン世代には懐かしく思うところがありつつも今現在日本で起きてる事として見るとどうしても無理がありすぎるのです。

それでもドラマ今日から俺は!!は頑張っておりまして女性の髪形やオッサンの雰囲気など当時の価値観を元になるべく表現している、それは三橋・伊藤の私服にも現れている....

無理がある部分が凄いとはいっても頑張って実写版のドラマにしたなと思うところがあります。

何となく時代に合わせたヤンキー・不良映画「クローズ」シリーズ

では時代に合わせたヤンキー・不良の実写版となるとヤンキー・不良がカッコイイの価値観が無い今とはっては相当に難しいものがあります。

それでもなるべく接近させた実写版が映画「クローズ」のシリーズ。

www.youtube.com

実際にはこんな人がそこらじゅうに居るわけがありませんし、こんな高校生がいるわけもありません。

それでも何となく今っぽいヤンキー・不良映画として見れるのは多様性のあるアウトロースタイルを認めた高校生といった部分だと考えています。

別に学ランを着ていなくてもOK!といったヤンキー高校生の見せ方は斬新、それでいて人気俳優が演じるとなればクローズのシリーズは今の時代の価値観に近いヤンキー・不良映画であると考えています。

それでも映画クローズ、それも第一段のzeroではまだ学ランを多く出している部分がありました。イメージとしては何となく学ランを着ている感じがするワルといったところでしょうか。

 

実写版今日から俺は!!は映画クローズのような時代に合わせたヤンキー・不良の価値観やファッションとは異なり、あの時代で止めているからどうしても無理が生じるドラマ、それでもあえて当時の価値観なまま貫いている姿勢が今の時代に受けている、だからこそ日曜日の10:30スタートといった放送枠でもそれなりの視聴率がとれているドラマなのではないかと考えてみました。

 

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。