プルームテックプラスウィズ(Ploom TECH+ with)を完全に分解しました。
分解したそもそもの理由はプルームテックプラスウィズのLED(ボタンを押したりパフの時に発光)を別の色に変えられないか?
といったプルームテックプラスウィズをカスタムしたいがための分解ですが完全に分解した結果、ある程度までは後戻りが出来ますがバッテリー部あたりを弄り始めると復元が難しい状態に。
加えてパーツがかなり細かいのでちょいと失敗すると本体がゴミになる可能性があります(失敗しました)
プルームテックプラスウィズを分解して改造なり何なりを考えている方は参考にどうぞ~!
プルームテックプラスウィズ(Ploom TECH+ with)の分解手順
プルームテックプラスウィズを分解するにあたって必要な工具はプラスドライバーと隙間を作るためのマイナスドライバー的なもの。
その他細かい部分を拡大するルーペがあれば快適で老眼の人は老眼鏡がないとしんどい作業です。
全バラを行うにあたってのポイントは
- 液晶画面の隙間から開けようとしてはいけない
- 内部は粘着度が高い両面テープでパーツが固定されている
- 液晶画面のケーブルガチで超慎重に
- バッテリーの分解は絶対に行わない
- 緩衝材を剥がすので完全復元は不可能(機能維持は可能)
大まかに上の5項目を注意しながら行いましょう。
また分解後は当然のように保証は受けられないので覚悟を決めてから行うように!
外装を剥がす
プルームテックプラスウィズ分解における最初の壁が外装剥がし。
最初に隙間を作る場所は外装の横部から(バラした後にその理由が分かります)
プルームテックプラスウィズの外装にメスを入れる部分は上記画像の箇所周辺と反対側、
内部のツメをとるのですが外側から不明なのである程度隙間を作って全体を剥がす流れになります。
これぐらい隙間ができたらPloom TECH+のロゴ側から剥がします。
すると以下のような状態になりプルームテックプラスウィズ内部へのアクセスが可能に。
最初の外装剥がしが最も緊張する瞬間でしょう、やっちゃいけない場所に隙間を作ったりマイナスドライバーなどを突っ込むと破損の原因になりますから...
ってそうなのです、プルームテックプラスウィズは本体上部の液晶横に隙間がありそこから...と考える人がいるでしょう。
でも本体上部の隙間はNGな場所!
この隙間にモノを突っ込むと高確率で液晶画面のケーブルを傷つけて液晶が壊れます(私失敗しました、後述あり)
ただ液晶が壊れてもボタンが生きていれば喫煙は可能、液晶表示が使えなくなったプルームテックプラスウィズになるだけ。
バッテリーを外す
次の分解手順がバッテリー外し。
ですがバッテリーを外すには緩衝材を剥がす必要があり、緩衝材を剥がすと元に戻すことは不可能(緩衝材がベタベタの両面テープで接着されている)
最初は丁寧に剥いていたけど緩衝材を元に戻すことは不可能と判断、諦めてベリベリ剥きましたし結局皆そうするしかないと思います。
そして緩衝材を剥がさないで終了が後戻りできる最初のポイント、ここから先は後戻りが出来ない作業しかないと思って下さい(機能面では大丈夫)
バッテリーは強力で粘着力が高い両面テープで本体に固定されています。
その両面テープを隙間からゆっくり剥がすのですが、バッテリー本体に傷をつけないよう慎重に行う必要があります。
市販のリチウムイオンバッテリーと違ってバッテリーを包む外装はふにゃふにゃしたやわらかい金属、鋭利なものでつつけば簡単に穴があくようなものなので慎重に行うこと。
バッテリーの分解は絶対に行わないこと!素人には危険です。
プルームテックプラスウィズのバッテリー品番・モデル・価格
- Li-ion battery Made in China
- Model:JPTHW09
- +Rating:3.7V 480mAh 1.77Wh
これがプルームテックプラスウィズのバッテリー詳細、中国製でモデルがJPTHW09
QRコードを読み込んでみると「131100003186」の数字のみでJPTHW09の品番なのでしょう。
この品番をネットで検索するとベトナムの通貨VND(ドン)で118,000 VNDで売られているサイトを発見、
1ドン0.0045円で計算するとプルームテックプラスウィズのバッテリーJPTHW09は日本円で約531円の小売価格となるのでしょうか。
大量生産の卸値で仕入れを行うと半額ぐらいだったりして...
基盤を外す
プルームテックプラスウィズの基盤とリキッドカートリッジホルダー分解を行うにはネジ2か所を外してボディから分離させる必要があります。
基盤を固定しているネジは2つのプラスネジのみ、基盤を本体から外す作業を行う前にバッテリーを外しておいたほうがやりやすいです。
ここまでの分解で引き返せばバッテリーの緩衝材はダメになるけど復元することは可能な最終ラインです。
反対側の外装にある小さな部品はバイブのモーター
バイブ用モーターは粘着テープで外装裏面に張り付けてあるだけ。
外装の裏側に傷がある理由は最初の外装剥がしの時にマイナスドライバーやピンセットを突っ込んであたりを探っていた時についた傷です。
リキッドカートリッジを入れるシリンダーパーツを外す
プルームテックプラスウィズの分解で当初の目的のLEDを変更するにはリキッドカートリッジを入れるシリンダーパーツを外さなければなりません。
まずはじめにリキッドカートリッジのシリンダーパーツを基盤から抜き取りましょう。
これは簡単に抜き取れます。
次にシリンダーパーツについている黒い緩衝材を剥がすのですが、これも粘着テープで固着状態。
そして後で気が付くけど基盤とシリンダーパーツに繋がっているコード及びシリンダーパーツの丸い部品はLEDではありません。
つまりLEDを弄ろうと考えている方は黒い緩衝材を剥がす必要なし!
完全に剥がした状態画像をみれば完全復元が困難である状態がお分かりいただけるでしょう。
この黒い緩衝材とシリンダーパーツの間には半透明のプラパーツがあり、このパーツの役目はリキッドカートリッジから漏れたリキッドが基盤部に浸透しないよう防ぐもの、
だからこそ緩衝材で密着させていたのですね...
プルームテックプラスウィズをここまで分解して分かったことはプルームテックプラスウィズはリキッド漏れで基盤が故障する可能性が少ないデバイスということ、JT優秀だと思う。
LEDは基盤についている
さて気になっていたプルームテックプラスウィズのLEDパーツ、ここまで分解しておいてなんですが基盤にチップLEDが2個付いていました。
このチップLEDを別の色のLEDに交換すれば当初の目的は完了。
だけど老眼の私にとってチップLEDのはんだ付けは相当に難しい作業...というか見えなさすぎて無理!
プルームテックプラスウィズのLED色を変更したり発光させる場所を変えたり増やしたりのカスタムを考えている方は頑張って下さい。
液晶ユニット外し
プルームテックプラスウィズの液晶ユニットは取り外しできるようになっています。
とても繊細で細かいパーツなのでゆっくり丁寧に外していきましょう。
まずは基盤と液晶ユニットを接続するケーブルのコネクターを引き抜きます。
基盤と分離できたら液晶ユニットをボディから外すのみ、
バッテリーをとめていた緩衝材や粘着テープが残っているはずなのでマイナスドライバー等でこじりながら丁寧に分離。
さらに液晶ユニットの外側から慎重に分離して液晶を取り出す...のですが、ここで失敗してコードを切断しました。
加えて液晶画面にヒビが入ってしまった...
液晶ケーブルを切断してしまった原因は根本にもともとダメージを加えてしまっていたから。
ダメージを与えた原因は本体ケース外す時に液晶ユニットの横溝からマイナスドライバーを突っ込んでこじ開けようとしたからです。
これでプルームテックプラスウィズの分解でケースを外す際にデバイス上部の液晶ユニット横の隙間を作る行為がNGな理由がお分かり頂けたでしょう。
プルームテックプラスウィズを完全分解した結果
LEDの色を変えたいと思い分解したプルームテックプラスウィズ、
分解の難易度はそれほど高くはないけど緩衝材や両面テープなどを剥がしてしまうと元通りにするのは難しい内容でした。
また内部はパーツが密集しているので余分なスペースはほとんど無し、だからこそプルームテックプラスウィズはコンパクトで超小型にできた加熱式電子タバコといった訳なのですね。
分解して思うことは一つ一つのパーツが丁寧に収まった設計で製造手順がよくわかる構造、雑な設計でなく工場の生産工程をスマートに....と考えられているように感じました。
それでいてユーザーが分解しにくいような設計もよく考えられているな~と感心するほど...って完全分解しましたけど(笑)
ということでプルームテックプラスウィズを塗装したりカスタムする際の参考になればと思い分解手順を詳しく記載しました。
何か目的があっての分解ならわかりますが、たんに内部を知りたいだけなら分解しないで当記事を読んで分解した気分になるのがおすすめ。
実際の分解はやめておいたほうがよいと思いますよ~!
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