2019年に発売された「WEECKE FENIX+フェニックスプラス」は鋭くガツンとしたキック感にしっかりとした喫味が楽しめるヴェポライザーとして大ヒットした商品です。
そんなフェニックスプラスも使い続けているとドロー(吸い込み)が重くなり喫味やキック感に影響が出てきます。
そうなると買い替えの検討が一つ、そしてもう一つが当記事のテーマである分解してドローを重くしている部分をクリーニングする方法。
ただし分解してしまうと保証が受けられないことになりますのでその辺はよく考えて下さい。
WEECKE FENIX+フェニックスプラスの分解手順
フェニックスプラスの分解方法は手順さえ覚えてしまえばそれほど難しい行為ではありません。
ただ注意点がいくつかありまして元通りに戻すのが大前提、その他は...
- 内部の配線ルートを覚えておく
- 断線しないよう慎重に
- 内部を引き抜く時はボタンを強く押しながら
上の3つを注意すれば失敗は少ないかと思います。
ではフェニックスプラスの分解を解説していきましょう~!
ボディから内部を引き抜く方法
フェニックスプラスの分解で最初に行うのがボディから内部を引き抜く(押し出す)ためのパーツ外しです。
まず最初にマイナスドライバーかピンセットのようなもので底蓋を外しましょう。
USB充電ポートの隙間に細いモノを突っ込んでめくりあげるよな感じで底蓋が剥がれます。
底蓋は両面テープで止まっているだけなのでツメを折るような心配はなし。
フェニックスプラスの分解で最初にどこから手を付ければよいのか?の部分がこの底蓋になります。
底蓋を剥がすと三か所のネジ、これを全てドライバーで外しましょう。
ネジが外れたら底蓋の中にあるもう一つの底蓋を外します。
このパーツはネジで止まっているのでツメは無し、エアフロ―ホールにドライバーを軽く引っかけて持ち上げれば簡単に外せます。
エアフロ―ホールの横にカスが溜まるスペースがあるのでココも綺麗にクリーニング。
ここまで出来たらフェニックスプラスの内部を引き抜く(押し出す)作業になります。
本体底から指でグイっと押し出すと内部が押し出てきます。
あとはグイグイと押し出してもよいし引き抜いてもOK
ただしこの作業を行う時はボタンを強く押しながら内部を出さないとボタンパーツが破損(ゴム部との接着が外れる)して後でちょっと面倒なことに。
上の画像はボタンを強く押しながら内部を出してしまったためボタンを”やってしまった”失敗例...私のことですね(笑)
内部を完全に出すと以下のような状態に。
今回の分解作業で触る部分はチャンバー底とエアーパスの筒(銀色)、電池部は触らずに、また戻す時のことを考えて配線の位置も覚えておきましょう。
まあ私の画像があるので忘れたら上の画像を見ればOK
エアーパス部の分解掃除
ここからがフェニックスプラス分解掃除で重くなったドローを元通りにする重要な作業です。配線を引き抜かないよう慎重な作業を行います。
先ずチャンバーパーツを止めてあるネジ(2本)を外しましょう。
ネジと留め金を外したらチャンバーとエアーパス(銀色)ごとゆっくり外していきます。
チャンバー~エアーパスユニットが外れたら銀色のエアーパスパイプを抜きましょう。
エアーパスパイプの引き抜きは力がいる作業ではなく簡単にとれます。
そして外したエアーパスパイプの内部を確認
シャグのカスが超絶溜まっているのが目視できるほど(笑)
固着しているので細く硬いものでゴリゴリと汚れを落とす!
そうして出てきた汚れカスがこちら。
かなりのカスが固着していたようです。
次はエアーパスパイプに繋がるチャンバー底の穴の掃除、ここが最もカスが詰まっておりドローを重くしている原因の箇所です。
チャンバーの底穴を掃除
ここからの作業が最も配線に注意しなければならない山場。
チャンバー底から出ている蓋パーツを外すのですがツメを折らないよう慎重に作業して外しましょう。
※ツメが折れてしまうとパーツが密着せず、元に戻した時にスカスカの2時エアを吸ってしまうことになる
こんな感じでゆっくり、かつ無理な力を加えずに蓋パーツとゴムパーツをずらして隙間を作っていきましょう。
チャンバー底の穴にアクセスできるようになればOK
ここまで分解できれば後はチャンバー底の穴に詰まったカスを除去すれば重くなったドローは元通りに戻ります。
私はピンバイスで優しくコリコリと内部を掃除、ここは弱い部分なので超優しくコリコリと時間をかけて汚れカスを落としましょう。
ピンバイスとはプラスチックなどに穴をあけるドリルの事、100均で売っているものでOKです。
今回使ったピンバイスは直径1ミリ、フェニックスプラスのチャンバー底カスを除去するには0.5~0.8ミリのピンバイスが丁度よいのではと思います。
ピンバイスでコリコリと落とした汚れカスがこちら...
この汚れカスがドローを重くしていた原因、
こいつを除去すれば元通りのドローになるといったわけなのです。
あとは元通りにして終了なのですが、ボディに収める前にトップキャップをつけてドローを確認しておきましょう。
エアーパスパイプとチャンバー底の穴を掃除したことで重かったドローが購入時のような状態に。
これで不満が解消されたはずです。
元に戻す時の注意点
分解掃除が終わったら元に戻すだけ、その時に注意すべきは配線を元通りの配置にすること。
もう一つがボタンを基盤に乗せて押し込みながら内部をボディに入れる流れです。
つまり下の画像のような状態になってはダメ
フェニックスプラスのボタンはボタンパーツとゴムパーツが接着された状態です。
これを分解時にボタン押し込みながら外すをやらないと接着が剥がれてボタンがポロっと落ちてくる状態になってしまう...
こうなってしまうとセロテープなどでボタンを落ちないようにしながら使うか、もう一度分解してボタンとゴムを接着して押し込みながらちゃんと元に戻す...といった面倒な作業がまっています。
私は面倒なのでセロテープでいっかって感じ(笑)
フェニックスプラスについての他情報も参考にどうぞ~!