2019年1月末にJTから新発売された低温加熱型の加熱式電子タバコ「プルームテックプラス」、その性能は従来品であるプルームテックよりも加熱温度が10℃高い40℃でパワフルな吸い心地とキック感の最新式加熱式電子タバコです。
プルームテックプラスはアイコス・グロー・プルームSのようなタバコ葉を高温加熱により喫煙するのではなくリキッド入りのカートリッジとタバコカプセル(中に細かいタバコ葉が詰まっている)を組み合わせて喫煙する加熱式電子タバコ、方式でいえばVAPEに近い構造なのです。
しかしプルームテックプラス及びプルームテックには一つ問題があり、タバコカプセルが余ってしまう...基本的にはタバコカプセル×1につき50パフ(50回吸える)でタバコカプセルを交換なのですが1回や2回ぐらいなら交換しなくても吸えてしまうのです(喫味もキック感も通常のままで)
それによりリキッドだけが先になくなってしまいタバコカプセルが余るといった現象は従来品のプルームテックユーザーなら慣れ親しんだ話、
そして従来品のプルームテックはリキッドカートリッジにリキッドを足して再利用する方法やサードパーティー品で何度も使えるタンク型のリキッドカートリッジもネットで発売されている状態です。
では新発売のプルームテックプラスで同じようにリキッドカートリッジの再利用が可能なのか?それによりタバコカプセルを最後まで味わう事が可能なのか?
結論を言えば「可能」です。
ただしプルームテックプラスのリキッドカートリッジを分解してリキッドを注入後に再び組み立てるといった作業が必要、それによりカートリッジからリキッドの液漏れの可能性もあるのでここから先は自己責任でお願いします。
※未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して吸ってはいけません。
プルームテックプラスのリキッドカートリッジ再利用に必要な物
プルームテックプラスのリキッドカートリッジを再利用するにあたって必要な物は空のリキッドカートリッジと分解後に注入する電子タバコ用のリキッド、他は当たり前の話ですがプルームテックプラス本体とタバコカプセル。
その他にピンセットが必須、あれば便利なものが耳かき的なものです。
空のプルームテックプラスリキッドカートリッジに補充する電子タバコ専用リキッド
プルームテックプラスのカートリッジ分解で初心者が分からない部分が補充するリキッドでしょう。
今回私が使った補充するリキッドは日本製の「BI-SO」、ノンフレーバーの電子タバコ用リキッドになります。
ではこのような電子タバコ用リキッドはどこで売っているのか?となるとVAPE専門店で販売されています。ただし住まいの近くにVAPE専門店が無いとなるとネット購入しかありません。
電子タバコ用リキッドやVAPEを専門に扱うサイトで有名どころはベプログさん、プルームリキッドとして豊富な種類を販売されています。
プルームテックプラスのリキッドカートリッジを分解する
それではプルームテックプラスのリキッドカートリッジを分解してみましょう、コツを掴めばそれほど難しくはない作業です。
金属部を上にして左右にあるツメのどちらか片方を押し込みます。
ツメを押し込んでいる金属の棒はヴェポライザーのスターターキットに付属していたパッキンツール、金属製ですが形状は耳かきと全く同じ(実際に耳かきとしても使用)
片方のツメを押し込むと蓋がとれます。
金属端子のついたフタが取れると中にはシリコンっぽい感じの柔らかいパーツに針金がついています。
リキッドを補充後にフタを再び締めるのですが、この針金付きのシリコンっぽいパーツはちゃんとした位置で付けなければなりません。ということでリキッドカートリッジ分解が初めての方は上の画像をよく覚えておくと良いでしょう。
次に針金の付いたシリコンっぽいパーツをピンセットでつまんで抜き取ります。
抜き取ったシリコンっぽいパーツ裏返すと中にコイル、この辺は従来品のプルームテックと似たような作り。という事はこのコイル部が駄目になったらカートリッジの再利用も厳しい状態になるといったところでしょうか。
コイルが仕込まれたシリコンパーツを抜き取ると今度は薄いフェルトのようなパーツがあるのでこれもピンセットでつまんで取りましょう(破かないように!)
破かないように!と言っておきながら少し破けてしまいました...
ここまで分解できれば後は電子タバコ用リキッドを注入するだけ。
リキッドカートリッジ内部の中央の穴は吸いこみ口なのでここにリキッドを入れても意味がありません、入れても下から垂れるだけ。
リキッドを入れる場所は中央の穴の周りにある4つの穴です。
これで空のリキッドカートリッジに電子タバコ用のリキッド注入が完了、タンクにリキッドが入っていることがお分かり頂けたはず。
あとは元に戻して終了。
パッと見ではリキッドカーリッジを分解して別の電子タバコ用リキッドを注入しているとは思えないでしょう。
リキッドカートリッジのタンクは3部屋に分かれており、電子タバコ用のリキッドが注入しにくい場合は更に分解して行うと楽。
今回はノンフレーバーの電子タバコ用リキッドを注入しましたがフルーツフレーバーのリキッドを入れてみるのも面白いかも知れません。
注意点としては純正のリキッドカートリッジを分解しているので液漏れの可能性があること。これで本体を壊したとしても自己責任すぎるので不安な方はやらない方がよいです。
プルームテックプラスのリキッドカートリッジの分解、リキッドの注入、組み立て方法が分からない方は動画を参考にどうぞ。
動画で使っているリキッドは ベプログ で販売されているドライハードメンソールになります。
ノンフレーバーの電子タバコ用リキッドに様々なタバコカプセルを付けて喫煙してみたところ問題なく吸える、もちろんキック感もありです。
吸い方にもよるのでしょうがタバコカプセル×1につき150パフぐらいは吸えてしまうといったところ。
電子タバコリキッドは1000円前後と価格も安いのでプルームテックプラスのタバコ代節約にはなります。こうなってくるとタバコカプセルは捨てずにとっておく、完全に喫味が無くなるまで捨てないといった活用方法になりますね。
タバコカプセルの喫味やキック感が弱まったらタバコカプセルをモミモミと揉んでみると多少回復する場合があるのもプルームテックプラスの豆知識です。