小型ヴェポライザーで鋭いキック感と喫味が楽しめるfenix miniの後続新モデルWEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)が登場しました。
前モデルfenix miniとの大きな違いは以下の通り
- 液晶が見やすく、細かく表示
- マウスピースの長さが変えられる
- チャンバー底が貫通構造に(エアーパス貫通構造)
- チャンバー底フィルターが外せる
- チャンバー底フィルターパーツがスパイラル形状に
- トップキャップがマグネット式に
- セラミックフィルターが追加(シーベイパー4.0方式)
- 少々大型に
WEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)を実際に使ってみた感想は前モデルをすっ飛ばして性能が大幅グレードアップしたようなものでした。
とくにチャンバー~エアーパスの構造はヴェポライザーユーザーが求めているクリーニング性が格段に上がったもの、コレはちょっと凄いヴェポライザーです~!
※エラーの発生が報告されていたフェニックスミニプロは2021年2月現在対策版が出ているようです。購入を考えている方は販売先に確認しておいたほうがよいかもしれません。
※未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して吸ってはいけません。
WEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)
『良い商品は箱の時点ですでに良い』
これは私の持論でしてWEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)の箱がまたカッコイイのなんのって!
箱をあけると中はこんな感じ。
新品状態ではデバイスが傷つかないように薄い半透明のビニールで密封、勿論クッションもついている安心梱包です。
内容物は少なめ、初心者でも購入してすぐに使えるように必要なものは全て揃っています。
- WEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)デバイス本体
- USBケーブル(Type-B)
- フィルターパーツ(予備)
- セラミックフィルター(装着するとマイルドに)
- チャンバークリーニングブラシ
- エアーパスクリーニングブラシ
- 取扱説明書(日本語)、警告書
前モデルのfenix miniを知っている方、持っている方が気になるポイントはエアーパスクリーニングブラシが付属している部分でしょう。
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デバイスの詳細
WEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)は前モデル同様にトップキャップ~マウスピースを外してチャンバーにたばこ葉を詰める構造に変わりなし。
でも前モデルはトップキャップ~マウスピースと本体の接続はツメでパチンとはめる構造で長く使用していると緩んでしまうのが難点となり消耗品扱いでした。
それがproでは溝にはめてスライドする構造になり本体とはマグネットの接続方式に。
接続構造の変更により扱いがとても便利になりましたが、使いまくってみるとスライドの溝部にヤニ汁が付着して動きが鈍くなります。
という事でトップキャップ~マウスピースパーツと本体の接続溝は定期的にクリーニングする必要ありです(ティッシュで拭き取ればOK)
デバイス本体と加熱チャンバーは一見すると前と変わらないような雰囲気、
しかしこれが相当変わった構造になりユーザー目線のヴェポライザーに!
エアーパス~加熱チャンバーが貫通構造に
fenix mini がproになってこれはユーザー目線だな!と驚かされた変更はエアーパス~チャンバーまでが完全に貫通構造になりヴェポライザーの問題点であったチャンバー下部に溜まったカスが完全に除去可能になった点です。
デバイス下部にチャンバー取り出しツール(ピッキングツール、シャグのかき出しにも使える)がマグネット式で収納されています。
このチャンバー取り出しツールの棒を本体下部のエアーパスに突っ込むとチャンバーフィルターが押し出されてエアーパス~チャンバーが完全貫通になる!
ヴェポライザーはこのチャンバー底のフィルターパーツにカスが溜まってドローが重くなってしまうまうもの、しかしチャンバー底フィルターに溜まったカスを完全に除去するにはデバイスを分解しないと難しいのがこれまでのヴェポライザーでした。
しかしデバイスの分解は素人が簡単に出来る作業ではなく破損の原因にもなる行為、
結局チャンバー底のフィルターにカスが詰まってドローが重くなりどうにもならなくなった時がヴェポライザーの買い替え時期...なんて雰囲気がありました。
チャンバー底のフィルターを外すと完全貫通になるfenix mini pro(フェニックス ミニ プロ)、これをユーザーは求めまくっていたはず!
更に驚くべきはチャンバー底フィルターの形状...
チャンバーフィルターにスパイラル状のパーツが形成されているのです。
このスパイラル部をエアーが通り抜けてフィルターへ、そこからチャンバー内のたばこ葉を通ってマウスピースへ流れる構造...すげぇ!
WEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)はここまで分解できるのでチャンバー底に溜まった汚れやカスによるドローの重さ問題はもうなくなりました。
これが意味するとことは何となくあったヴェポライザーの寿命が買い替え時期が延びるということ、実に素晴らしいユーザー目線な構造です。
スパイラル形状のエアーパスが内蔵されたチャンバーフィルターはバネによるボッチがついています。
このボッチによりチャンバーから落下しないように、固定される構造に。
細かいパーツですがよく考えられています。
装着は上から軽く押し込むだけ
ここま分解&クリーニングが可能なヴェポライザーはなかなか存在してませんでしたね!
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マウスピースの長さが変更可能に
fenix mini といえばマウスピースと中が見えるトップキャップが一体になった構造のヴェポライザーです。
この形は新しくなったWEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)も同じですがWEECKE FENIX MINI PROはマウスピースの長さが自由に変更できるようになっています。
マウスピースは人によって咥えたい長さがあるので長さが変更できるようになったのはグッドなアップグレード、
それだけでなくマウスピース棒自体の取り外しが可能
かなり頑丈なマウスピース棒、直径(外径)は12mmぐらい。
オリジナルのマウスピースに変更してカスタムするのもありです。
喫味やキック感をマイルドにするセラミックフィルター
WEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)に付属しているセラミックフィルター、白色で小さく穴が開いているパーツです。
このセラミックフィルターを金属のメッシュフィルターに装着して吸うと喫味やキック感がマイルドになるというもの、
このセラミックフィルターは大人気の神ヴェポライザー「シーベイパー4.0」から採用されたものです。
コンベクション式ヴェポライザーのWEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)はセラミックフィルターなしで吸うと鋭いキック感が味わえるヴェポライザー、
ただ吸うシャグによってはキックがきつすぎる場合があります(加熱温度を下げてもキツイ)
そんな時はセラミックフィルター装着でマイルドに。
私はセラミックフィルターつけっぱなし&設定温度MAXで使用しています。
見やすくなったディスプレイ
WEECKE FENIX MINI PROフェニックス ミニ プロ)は前モデルよりも液晶ディスプレイが大きく・見やすく変更、シーベイパー4.0で少し不評だった暗いディスプレイではなく明るい表示に。
電源ON時に可能な設定(電源ボタンを5回クリック)
- 電源ボタンとマイナスボタンを同時2秒押しで華氏/摂氏の切り替え
- 設定温度は160℃~230℃の間で設定可能(プラスボタン/マイナスボタン)
- 電源ボタン3秒長押しで喫煙時間を180秒~360秒の間で設定可能(プラスボタン/マイナスボタン)
電源OFF時に電源ボタンを押すとバッテリー残量が表示されます。
前モデルやfenix PLUSとの大きさ比較
proになって大型化したWEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)、では実際にどれぐらい大きくなった?となるとこんな感じ...
一回り大きくなっておりminiとはいえない大きさになっています。
ではfenix PLUS(フェニックス プラス)と比べるとどうなるか?
fenix PLUSが大きすぎるってのもありますがWEECKE FENIX MINI PROもそこそこの大きさに。
それでも携帯して外に持ち出せる大きさです。
手持ちするとこれぐらい...
ヴェポライザーとしては十分に許容できる大きさだと思います。
シャグを詰めて吸ってみる
ヴェポライザーは”タバコ代が1/5になる”のキャッチコピーとタバコの値上げがマッチしてじわじわとシェアを伸ばしている加熱式電子タバコです。
アイコスのタバコスティックをカット1/2にしたり、市販の紙巻きたばこ(マルボロやメビウス)を1/5程度にカットして吸えはしますが、ヴェポライザーとはシャグ(手巻きたばこ)で吸ったほうが圧倒的にうまいもの。
もっと言えばシャグ喫煙をしないのであればヴェポライザーは必要ないとすら思っています。
シャグの購入はパイプを扱うようなタバコ専門店、またはドン・キホーテなどで購入可能。
紙巻きたばこやアイコス・グローのように箱に入っておらず、たばこ葉そのものが袋に密封されている状態です。
タバコ葉そのもを扱うのに抵抗がある人もいるでしょう。
ただシャグは紙巻きたばこのような”タバコ臭”はなし、手でつまんでも問題なく紙巻きたばこのような嫌な臭いは全くしないと思って大丈夫。
それどころかフルーツ系のシャグになるとお菓子のようなイイ香りになるので小さな子供がいる家庭では扱いに注意です。
WEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)のチャンバーにシャグをひとつまみして突っ込むとこんな感じ、一回の喫煙タイム180秒~360秒の間で何度でも吸え、
かつ一回の喫煙タイムで使用するタバコ葉の量も少なめ(手巻きに比べて1/4程度、量はお好みで)になるのでヴェポライザー+シャグ喫煙はどう考えてもタバコ代が圧倒的に安くなります(ヘビースモーカーの私でも月のシャグ代は5000円前後)
WEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)のおすすめは設定温度MAXの230℃で喫煙時間は240秒~300秒
セラミックフィルター装着の場合はキック感と喫味がマイルドに、セラミックフィルターなしで吸うと鋭いキックと喫味が愉しめました。
喫煙時間が280秒ぐらいになるとキック感が減少、300秒を超えると焦げっぽい味になり雑味が少々出てきます。
WEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)はコンベクション式ヴェポライザー、そしてコンベクション式は雑味がないクリアで鋭いキックが特徴のヴェポライザーです。
喫煙時間を360秒に設定しても十分吸えますが旨さを求めるなら300秒以内がベストでした。
ヴェポライザー上級者だとWEECKE FENIX MINI PROは何セッション吸える?の疑問があるでしょう。
吸うシャグによって違いがあるにせよ、fenix mini pro は一回チャンバーに詰めて吸い終わったタバコ葉でもう一回使用(2セッション)すると焦げっぽさがあり全然うまくありませんでした。
ちなみに使用済のタバコ葉をチャンバーから出す場合は本体底に付属のチャンバー押し出しツール(ピッキングツール)でタバコ葉をかき出してしまうか、爪楊枝等でかき出すのがベスト。
すでにヴェポライザーを使っている方や経験者が知りたいであろうシャグポン成功率は新品状態から0%~10%ぐらいでした、WEECKE FENIX MINI PROにはシャグポンを求めないほうがよいです。
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棒マウスピースにシリコンマウスピースを被せて咥え心地を良くしてみた
WEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)のマウスピースは単なる棒で硬くて太くて咥え心地がイマイチ。
ということでコンビニで売っている電子タバコ用シリコンマウスピースを装着。
かなり無理やり感があるけどシリコンマウスピース装着により咥え心地は格段にUP、紙巻きたばこでフィルターを噛む癖がある人はこのようなシリコンマウスピースの装着がおすすめです。
シリコンマウスピースの装着は愛機シーベイパー4.0でも...
WEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)の棒マウスピースを長くしての使用やシーベイパー4.0のロングマウスピース化する意味は吸い込むミストの温度を下げるため。
チャンバーから口内までの距離が長いほうが熱が冷めるので舌のやけど防止にもなります。
金属メッシュフィルターのクリーニングは定期的に!
フェニックスミニプロを使い始めて3週間ほど経過すると色々な場所のクリーニングが必要になってきました。
まず加熱チャンバーですが無水エタノールを浸した綿棒で3日に一回ぐらい軽くこすってやればカスが付着しにくい感じ、逆にそれをサボるとカスがチャンバー上部に固着しはじめます。
それでもフェニックスミニプロのチャンバーはカスが付着しにくい表面で、人気ヴェポライザーのシーベイパー4.0よりは圧倒的にチャンバー表面は汚れにくいです。
それよりも重要なクリーニングポイントは金属メッシュフィルター、
フェニックスミニプロの金属メッシュフィルターはシャグのカスが固着しやすく、毎日ブラシで擦ったほうがよいです。
放置すると金属メッシュフィルターのパンチングメッシュにカスが固着、針などで突いて落とさないとカスが塊状になってしまいます。
またトップキャップの透明なガラス部内部もかなり汚れるので2~3日に一回は水洗いしたほうがベスト。
徹底的なクリーニングは週一回程度でよいのかな?といった感じです。
シャグの細かいカスを吸い込まないようにする方法
ヴェポライザーでシャグ喫煙を行うと細かいシャグのカス問題があります。
シャグの細かいカスは小さな粒と同じ大きさなのでWEECKE FENIX MINI PROの金属フィルターを通ってしまい直接吸い込んでしまう場合がけっこうある。
これを防ぐにはシャグ袋からタバコ葉を取り出す時に揉んで細かいカスを落としてからチャンバーに入れる方法がひとつ。
それでシャグ袋に残った細かいシャグは捨ててしまうのがベストでしょう。
もう一つの方法はティッシュペーパーをWEECKE FENIX MINI PROの内部が見えるトップキャップ部に突っ込んでフィルターにする方法。
ティッシュがもう一つのフィルターとなり細かいシャグカスをキャッチしてくれます。
ただし詰めるティッシュの量が多いとキック感や喫味が弱まる、また水蒸気でティッシュが湿るので10回に一回はティッシュの交換が必要...と少々面倒な部分もあります。
オススメの方法はシャグが残り少なったらティッシュをWEECKE FENIX MINI PROのトップキャップ内に突っ込むのがベスト。
大幅にグレードアップしたWEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)まとめ
fenix miniの新モデルとなるWEECKE FENIX MINI PRO(フェニックス ミニ プロ)を実際に使いまくってみると新モデルというよりも別物に近い使用感でした。
とくにチャンバー~エアーパスの貫通構造はヴェポライザークリーニングにおける最終形態とよべるものでしょう、チャンバー底に溜まったカスを徹底的に除去できる構造はヴェポライザーの買い替えサイクルを長くするものです。
マウスピースの長さが変えられるのもグッド、人によって咥え方が違うし手の大きさや口の大きさ違いますもの。
ユーザーの声を形にしたヴェポライザー、それがfenix mini proだなと思うところ、とてもよいヴェポライザーと高評価!
※エラーの発生が報告されていたフェニックスミニプロは2021年2月現在対策版が出ているようです。購入を考えている方は販売先に確認しておいたほうがよいかもしれません。
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