どうも、ガンダムのオッサンです。
加熱式電子タバコのglo(グロー)がとんでもないキャンペーンを開始しました。
その名も「リサイクルキャンペーン」
名前だけ聞けばリサイクルという文字だけに環境に優しいイメージがあるものの内容はかなりえげつないもの。
簡単に言えば980円で新しいgloと交換出来るキャンペーンになりますが、なんとglo以外の加熱式たばこ機器や電子タバコ機器でもOKといった明らかにiQOS(アイコス)やPloom TECH(プルーム・テック)を狙い撃ちするようなキャンペーンになります。
今、お使いの加熱式たばこ機器・電子タバコ機器をお持ちいただくと、
980円で新しい glo™に交換できるキャンペーンがスタート。
glo™以外の加熱式たばこ機器や電子タバコ機器でもOK!
glo™オンラインストアでも受付中!ぜひこの機会にお買い求めくださいませ。
キャンペーン期間は2018年8月24日~2018年12月31日、ただし早期終了する可能性ありといったものになります。
どう考えても加熱式電子タバコ市場のシェアが欲しい、とくにアイコスから奪ってやるの姿勢を隠そうともしないえげつなさ...
glo(グロー)は加熱式電子タバコ業界のユニクロになろうとしているのでしょうか?
※未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して吸ってはいけません。
加熱式電子タバコ機器の適正価格
メーカー希望小売価格が8000円のglo(グロー)、しかし実態は様々なキャンペーンにより半額近い販売価格であったり半額以下の2980円だったりと定価ってなんなの?と言いたくなるような販売価格が続いておりました。
gloの価格を下げての販売については高い価格で買った人が少々嫌な思いをするといった側面があるものの一時期問題になった加熱式電子タバコの転売屋に対してダメージを与える効果もあったはずでしょう、
また紙巻タバコから新規に加熱式電子タバコへ切り替える方への敷居を下げる効果もありましたので悪い面ばかりではないと思います。
ただ加熱式電子タバコ機器の価格帯、その適正価格とは?について考えさせられる部分が多いにあります。
私もそうですが、先陣を切って全国展開してきたiQOS(アイコス)の本体価格は定価だと結構なものでした。それでもiQOSにしたのはそれなりの理由があったから。
関連参考記事
iQOSが一万円近い価格で売れていた時、加熱式電子タバコの適正価格は「そんなものだろうな..」と思っていた人も多いかと思います。(個人的にアイコスは3000円以下で十分だと思ってる)
それがgloの登場により加熱式電子タバコの価格帯に異変が起き始める、タバコスティック自体の価格もアイコスが一箱460円、グローが420円(現在は450円モデルもあり)と、gloは常にアイコスの下をくぐってきました。
こうなってくると加熱式電子タバコの適正価格が分からなくなってきます。
加熱式電子タバコに切り替える時にひっかかる本体価格
通常の紙巻たばこはライターさえあれば喫煙可能、そしてライターとは気軽な道具で価格も100円ぐらい。
では加熱式電子タバコとなると本体機器が必要になり、これがそこそこの価格...ってな部分が気になるところでしょう、要はライターと同じく喫煙するにあたっての道具であるのに5000円も出してられるか...!ってな感覚です。
この紙巻たばこユーザーがネックとなる喫煙具としての価格を下げまくったのがglo、2980円キャンペーンはかなりの効果があったのではないかと思います。
それでも業界一位のiQOS(アイコス)には届かない...
しかし今回行うリサイクルキャンペーンは本体価格とは少し意味合いが違うシェアの奪い取り作戦です。
とくに使い勝手で色々と問題のあるiQOSから980円でごっそりとシェアを奪い取ろうとしているのは明白、キャンペーン用にどれぐらいの台数を用意しているかが鍵になるでしょう。
2019年になり加熱式電子タバコ、電子タバコ、の業界は大手タバコメーカーのJTが発売したプルームテックプラス、プルーム・Sによりシェア争いが更なる激化となっています。
さすがに980円といった無茶な金額には敵わないものの加熱式電子タバコにおける臭いを徹底的に排除した価値観の想像がどれだけ世の中に認められるのか...JTも勝負をかけいます。
もうglo(グロー)は980円と刷り込まれる
980円といった本体価格について様々な意見があるはず、それは加熱式電子タバコメーカーのみならず行政も意見があるはずです。
これはあまりに本体価格が安いと喫煙に対する敷居が低くなってしまう要素も考えられるのが難しいところ、はたして適正価格はいくらなのでしょうか?
しかしそんな事はお構いなしにglo(グロー)は980円のリサイクルキャンペーンを開始、一応はジャパネットたかたのような下取りサービス的な体はあるものの980円という価格では下取りも何もあったもんでじゃない。
もうglo(グロー)は980円と刷り込まれてしまうように思えます。
そして加熱式電子タバコの価格が980円~2980円ぐらい...が定着するとなれば、glo(グロー)は加熱式電子タバコ業界のユニクロ版になるように思える部分がある。
つまりは価格破壊を引き起こしてシェアをごっそりと頂くやり方。
そして加熱式電子タバコは機器の業界シェアがとても重要です。
専用の機器により専用のタバコスティックで儲ける
私はglo(グロー)もiQOS(アイコス)も両方使うユーザー、最近ではアイコスにおいては互換機がメインとなっております。
しかし加熱式電子タバコとはgloならネオスティック、iQOSならヒートスティックと専用のタバコスティックを使用しなければなりません。
つまり紙巻たばこのように気分でメーカーを変える事がない、しかもユーザーにとっては日々消費する嗜好品なのです。
製造メーカーからすれば加熱式電子タバコ機器でも利益を出していきたいところでしょう、機器でシェアをとってタバコスティックで...と考えるのが本音のはず。
でもこのように考えると加熱式電子タバコ機器の本体は赤字でもよい...という事になってきます。
そのような背景を丸出しにしてきたのも今回980円リサイクルキャンペーンを始めたgloだと考えられます... というよりもこれが答えとしか思えません。
一時期品薄状態で転売屋に儲けさせてしまったアイコスも悪い
今は普通に流通しているiQOS(アイコス)ですが一時期は本当に品薄で手に入らない状態が続いていました。
ネットでは転売屋といわれる存在が定価の1.5倍前後の価格で販売していた状態が続いてしまい、こうなると余計に欲しくなるというのが人間の心理です。
gloはそんな時に現れた加熱式電子タバコ、吸い方に少々難アリですがコツを掴んで慣れれば大丈夫...といった事が広まり急速にシェアを拡大しました。
因みにgloの吸い方について最初にネットで情報を公開したのは当ブログ、上記リンク記事はgloユーザーの役に立っている情報で今でも読まれ続けているglo初心者にとって重要な記事になります。
アイコスが全盛期の時、アイコスはシェアNo1ということもあってか価格や供給の面であぐらをかいていたのではないか...?今になってこのように思える部分があるのです。
あそこでもう少し新しい一手を打っていれば今頃加熱式電子タバコ機器の適正価格が決まっていたようにも思えるし、今回のgloリサイクル980円キャンペーンは無かったのではないかと思えたりもします。
タバコ増税
10月のタバコ増税、アイコスは40円値上げ申請となっております。
gloについては不明、または検討中との情報もありますが、今回のリサイクル980円キャンペーンはこの辺の事情も考えた戦略も含むでしょう。
gloのネオスティック及びneoは一律40円の値上げが発表されました。
それにしても一旦980円といった価格を出してしまったからにはもう定価の8000円での購入は考えられない状況を作ってしまったとも言えるglo...
もしかするとネオスティックは従来通りそのままで新しいタイプの機器の発売があるのでしょうか....?なんて考えてしまう部分があります。
もし新機種が出るのなら旧タイプを980円で...とういのも分かる話、私としてはコチラの線が強いのではないかと考えております。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。
月々のタバコ代を安く抑え(紙巻タバコに比べて1/4程度)、満足のゆくキック感と色々な喫味のフレーバーを試せる加熱式電子タバコは「ヴェポライザー」がおすすめです。